ネス湖の環境調査でついに「怪物」の正体が判明! ネッシーは巨大ウナギの可能性 | 未来塵

ネス湖の環境調査でついに「怪物」の正体が判明!  ネッシーは巨大ウナギの可能性

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ネス湖の怪物イメージ

「ネッシー」と言えばスコットランドのネス湖に生息する謎の怪物として、20世紀から世界中の不思議好きを魅了してきた。

このサイトでも「ネッシーの最新の目撃報告と専門家が語るその正体」で、最新の目撃情報や、長年ネッシーを追い続けてきた専門家の意見を元に、その正体をチョウザメの一種か、世界で2番目に大きな淡水魚であるウェルズナマズではないかと紹介した。


しかしネス湖のさまざまな場所で250以上のサンプルを採取し、そこに含まれる生物のDNAを調べる過去最大規模の環境調査が行われた結果、ネッシーの正体は、チョウザメやナマズのどちらでもなかった。

●「ネス湖の怪物:調査により、ネッシーが実際にどのような生物であるかが明らかになった」
2019/9/5 Edinburgh Newsより

果たしてネッシーの正体とは

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巨大なウナギだった!

巨大ウナギのイメージ
巨大ウナギのイメージ

今回の調査に参加したニュージーランドのオタゴ大学の遺伝学者ニール・ゲメル教授によると、

採取されたサンプルからDNAを抽出して、グローバルなDNAデータベースと比較しネス湖に生息するバクテリアや魚などのすべての生物を割り出した結果、プレシオサウルスのような首長竜らしきDNAは発見されなかった。

そのかわりにほぼすべての場所でウナギのDNAが検出され、ネス湖にはウナギが豊富にいることがわかった。調査に加わったダイバーの中にはネス湖で「自分の足より太いウナギを見たと」証言する者もいた。


今回の調査結果を元に 「ネッシーの正体は巨大なウナギの可能性が高い」と科学者たちは 結論付けた。


今までによせられた多くの目撃情報から推測すると、ネッシーの大きさは4m前後のようだ。
大型のウナギは最大で2mになるが、4mという大きさは規格外に思える。
しかしゲメル教授によれば、突然変異で異常なサイズに成長する個体がいてもおかしくはないという。


実際に最近、ネス湖付近の川で巨大なウナギの姿が撮影された。

ネス地域のサーモンと海マス漁業の保護を担当する「ネス地区サーモン漁業委員会」の9月1日のFacebookには、手前で泳ぐサーモンの背後を、太く長い生物が通り過ぎていく様子が水中カメラに映っている。

ネス湖付近で撮影された巨大ウナギらしき魚影
ネス湖付近で撮影された巨大ウナギと思われる魚影
Ness District Salmon Fishery Board(ネス地区サーモン漁業委員会)Facebookより


この動画は8月下旬に撮影されたという。

ネッシーの正体が首長竜の生き残りでなかったのは残念だが、4mを超える巨大ナマズはモンスターと呼ぶにふさわしい、まさに「ネス湖の怪物」だ。

ぜひ一度その姿を見てみたい。

References: Mysterious Universe